食材選び、下ごしらえ、包丁技法、
調理方法、器、盛り付け、心意気
そのひとつひとつが積み重なって、
お料理は芸術品にまで達します。
山に降る雨粒がいつしか
小川になり、大流になるように
やさしくせせらぎ、
ゆるぎなく流れていく―――「水」
そんな水の流れのように柔軟に
四季の移ろいを映し、
時代や人に寄り添う
お料理をお楽しみください。
料理は人によって好みが違い
食材は季節によって採れるものが違います
その両方の声を聞き最高のおもてなしをしたいと
願う心こそが料理の真髄です。
そのために料理人は、日々食材選びに神経を
研ぎ澄ませ技術を磨き、研鑽してゆきます。
季節感やお食事される方を思う心を忘れてしまわないようにと
あえて当店では看板料理や名物料理をご用意しておりません。
ひとつの料理に固執したり、慢心したりすることの無いように
まっさらな心で皆様に喜んで頂けるお料理を提供できるよう心を込めて励みます。
皆様にお会い出来る日を一同、お待ち申しております。